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糖尿病と歯周病

2013.09.05

昨日の雨はすごかったですね。                       

雷もなっていたので、精密電気機器の多い歯科医院は心配になりますが、落ちなかったので一安心でした。                                   

さて、今日は糖尿病と歯周病の関連性についてお話したいと思います。          

糖尿病(2型)はご存じのとおり、糖の代謝異常で血糖が高くなる病気です。  
血糖が高くなると、細い血管の細胞がダメージを受けて、網膜症、腎症、神経障害といった3大合併症などを引き起こします。 細い血管がダメージを受けると、免疫力も下がってきます。
 
一方、歯周病は細菌感染症です。

つまり、糖尿病の患者様は免疫力が下がっているので、歯周病にかかりやすいのです。
ここまでは、糖尿病が歯周病を悪化させるお話しで、以前からもよくいわれてきました。

次に、最近明らかになってきた歯周病が糖尿病を悪化させるお話しです。
歯周病が重症化すると歯周病細菌と戦おうと、「TNF-α」とよばれるたんぱく質が炎症性細胞からたくさん出されます。このタンパク質がインスリンの働きを悪くして、血糖コントロールを悪くすると考えられています。

以上のように、糖尿病と歯周病は密接に関連しており、近年、医科と歯科が連携して血糖コントロールしている総合病院も増えてきています。  

成人の約8割がかかっているといわれている歯周病、特に糖尿病の患者様は歯周病罹患率が高く、重症化しやすいといわれています。  
是非、かかりつけの歯科医院での定期的な歯周チェックをおすすめします。  

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